月曜日, 5月 07, 2007

娘の携帯復活、7時まで。

小6の後半の一時期、ゴルリナに携帯電話を持たせていましたが、中学受験をやめて塾もやめてから解約していました。塾は夜遅くなるし、模試は電車に乗って行くしで、必要と思って持たせていましたが、その必要がなくなったからです。

しかし、ゴルリナは携帯がほしいわけです。いつになったら持たせてくれるの、と繰り返し言っていました。小6時代も、クラスの全員にアンケートをとってクラス新聞に載せたりしていました。曰く、多くの子供が既に持っているし、中学に入ったら持たせてくれると約束されている子は大半だし、自分以外の全員が、高校に入るまでには持たせてくれると約束してもらっている、そうです。

母に言わせりゃ、高校に入ったら持たせてあげる、という『約束』は、今は持たせないということを納得させる方便としか思えませんでしたが。

ちょうどその頃に前後して、学校からの配布物で、携帯電話を子供に安易に持たせないようにと警告するプリントが来ました。新聞にも、携帯を媒体にして犯罪に巻き込まれたりするので持たせるには慎重になるように、との記事が載りました。小学生新聞にも、携帯を媒体とした『いじめ』の記事が載りました。必要性に比べて、危険性や弊害の方が大きそうなのです。

文部省だったか、電話会社だったかの配布物で、携帯電話を持っている子の割合のデータが出ていました。小6で、50%弱でした。

ゴルリナにとっては「回りの子はみんな携帯を持っている」状態だったようですが、日本中の小6生で考えれば半分以上の子は持っていないわけです。塾に行くなどの特殊な事情がなければ、必要なものとは考えられませんでした。

で、中学生になって、やっぱり、携帯がほしいと言っていました。友達と連絡をとったり、部活の連絡のために必要だと。

小学校時代の友達は私立中に行った子も多く、普段会えません。でもインターネットに共通の掲示板を作ったりして、連絡の手段は用意していたようです。結構、道でも会います。それだけ用に携帯というのは、まだ理由としては弱いと思いました。

学校の友達は毎日学校で会うのだし、部活の連絡が携帯主体ということはありえない、それは間違っていて、携帯のない子を基準にすべき、と思いました。だから、やっぱり携帯はいらない。

と思ったのですが、どうもそうもいかないようです。学校に行っても、昼休みも殆どなく放課後もずっと忙しく、学校の友達とゆっくり話す時間は無い、というのです。

どうも、ここの公立中の部活は忙しすぎます(よその公立中も大方そうなのかもしれませんが)。何もできなくなるように、部活漬けにするようになっているようで。

作文教室の先生の資料にあったのですが、中学生が読書をしないのは、部活動が忙しすぎるのも理由の一つだそうです。

じゃぁ部活に入らなければいいようなものですが、帰宅部で健康的な中学生生活を送るのも難しいらしいです。ゴルリナは元気が有り余っているタイプの子なので、数少ない文科系の部活には初めから興味は持てなかったようです。

で、そんな忙しい中学生生活の合間を縫って友達と付き合うのに、携帯電話がいるらしいのです。入学以来の様子を見てそう聞いてみると、そうだろうなぁ、と思えてきました。

但し、携帯でお友達とやりとりをしていて陥りがちなのが、ひっきりなしに携帯メールでのおしゃべり状態になるということ。目の前の相手(親など)との会話は上の空になり、お友達と携帯メールでチャット状態になっちゃうのです。

その弊害を避けるために、夜7時には携帯を親に渡すこと、但し重要な用事の場合には取り次ぐ、という条件にしました。重要かどうかを判断しないといけないので、親がメールを見るということも含まれます。週日は家に帰ってくるのが6時半近くですから、7時までの少しの時間と朝がメールをできる時間となります。土日祝日も部活がありますが、部活以外で出かける時に携帯を使うのはOKにしました。同じく7時には親に渡すということで。

ゴルリナ、この条件をのみました。

メール可にすると携帯サイトへのアクセスもできるようになります。『着うた』とか、やりたいようです。が、忙しくて時間がないので、大量に使うようなことにはならないでしょう。それの料金も込みにして、『学割』の基本使用量の中に収めることを目安にしています。できると思う、と言っています。使わなかった分を繰越しできるので、貯めてから使いたい時に使えるようにしようと思っているようです。

ゴールデンウィークの前に与えました。今のところ、7時に親に渡す、で、順調にできています。

チェーンメールらしいものも来ましたが、反応せずにやり過ごせたようです。

携帯は便利ですが、自動車と同じように、危険も伴う道具です。未成年のうちは親が責任持って管理・指導することが必要だと思います。

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