金曜日, 3月 30, 2007

小6の1人旅:祖父母の家へ

今日の午前中で英語の春期講習が終ったゴルリナは、午後から1人で祖父母の家へと向かいました。

新幹線で行くのは初めてです。1人で新幹線へ乗り継げるのか、新幹線から在来線へ間違わずに乗り継げるのか、親子ともどもドキドキです。もより駅まではおじいちゃんの車が来てくれることになっています。もう暫くすれば、着くはず。

ゴルリナが初めて1人で祖父母の家へ行ったのは、小学校に上がる直前の、年長さんの時。飛行機のジュニアパイロットというのがあって、羽田のゲートまで連れて行けばスチュワーデスさんが到着側のゲートで祖父母へ引き渡してくれました。ゲートからゲートだけが1人で、意気揚々として行きました。帰りは私がゴル吉をつれてやはり飛行機で迎えに行きました。

そのちょっと前に、年長さんの冬には、子供だけのスキーツアーにも1人で参加していました。結構、そういうことは大丈夫、というか、大喜びで1人で行っていたので、子供はそういうものかと思っていたのですけど。

一般にはそうではないようですね。翌年にお友達を誘ったら、誰も乗ってくれませんでした。断られた理由が、「まだ小さいから子供に辛い思いをさせたくない。」1人で行くことは辛いことだという子が多いらしいです。その後も私の入院で行けなかった4年生の前の3年生までは、毎年、スキーツアーには大喜びで参加していました。

でもそれも、ツアーの出発地までは私が連れて行っていたのでした。電車を乗り継いでお友達と博物館に行ったり、塾友と模試の会場へ行ったりしたことはあったけれど、新幹線や電車を乗り継いではるばると移動するというのは、初めてです。

さすがに、ドキドキの初体験。でも、お姉ちゃんは大丈夫だろうと思われます。

ゴル吉の方は、スキーツアーデビューこそお姉ちゃんよりも1年早い年中さんだったのですが、それも、おねえちゃんが一緒だったからできたこと。ジュニアパイロットも経験せずじまいです。本人の安全も心配だし、人様にご迷惑をおかけするのではないかという不安も大で。男の子はゆっくり育てなくちゃ、と思っております。

水曜日, 3月 28, 2007

制服ができて来ました。

ブレザー型の、ごくシンプルな制服です。自分で丁寧にブラシがけしていました。

もう3年近く前、初めて癌の告知をされた時、娘の中学の制服姿を見ることができるだろうか、と思いました。病院で隣の方がお子さんの話をされるのを聞くことさえが辛くて、カーテンを開けることもできずに泣いていました。子供の行く末をどうしよう、あの夫1人に子供達を残すのだろうか、息子は男親でなんとかしてもらっても、娘をどう任せればいいのだろう、と思い、そうだ、寮のある学校に任せよう、とか、本気で考えました。

退院後は中学受験も考えましたが、何が何でも再発はしない、という決意のもと、実際に再発も転移も気配はなく、またそれとは関係のない娘なりの紆余曲折もあったようで、結局娘は公立中へ。今や、高校、大学、無事にお嫁に行ってもらって、孫を見るところまでは当然、と思っています。その後もあるだろうから、自分の人生を考えなくちゃ。

娘よりも息子の方が頼りなく。男親でなんとかはならないものだったかも。女の子の方がピンチに際してはしぶといのかもしれません。息子が中学生になる頃というのは想像もできないくらい、未だに大きな赤ちゃん状態で。

ともかく、無事に元気で娘の制服姿を見ることができたことに感謝です。

月曜日, 3月 26, 2007

英語の春季講習

卒業式前後から遊びまわっていたゴルリナですが、昨日は珍しく朝からずっと家に居ました。何か書いたり、音楽を聴いたり。

母「今日は誰とも遊ばないの?」
ゴ「うん。だってお付き合いってお金がかかるんだもの。」

そうですね。遊園地も映画も、ゴルリナのわずかなお小遣いでは大変なはず。私からも多少出していますが、今まで貯めていたお金や、進学祝に頂いたお金を使っていたようですが、浪費しすぎたと思ったのか、さすがに考えるところもあった模様。そんな事もそれなりの成長のための経験でしょう。

今日から始まって今週中は英語の春季講習があります。4級クラス。今の、最近編入した新中一以上のメンバーのクラスの人たちではなく、以前の、ゴルリナと一緒に5級に合格したばかりのメンバーの人たちと一緒に受けます。これで、編入クラスの人たちに追いつくのではないかと思います。これを受けて、4月からの授業を受けて、ゴールデンウィークにある直前講習を受ければ、6月の英検で4級に合格するのでは、と言われています。

でも、さっき聞いたら、今日の授業の宿題があることを忘れてたそうです。明日も授業があります。その前にやるそうです。

明日は制服も出来上がって来ます。楽しみです。

日曜日, 3月 25, 2007

ワンセグテレビ

うちにはテレビがありません。一時期米国に居たのですが、帰国したらテレビの周波数がずれていて映らないし、たまたま見た時にはゴルリナがコマーシャルばっかり覚える、けしからん(とお父さん)ということで、そのまま見なくなって多分10年くらいになるでしょうか。

でも、最近、昨年末から始まったというワンセグテレビのチューナーを買いました。パソコンにインストールして、一応、映っています。

結構、天候の影響を受けます。時々、受診できません、という真っ青画面になります。時々は、ずっと見られることもあります。チャンネルには拠らないようです。結構、画像は粗いです。パソコンの画面いっぱいに拡大するには荒すぎます。中くらいのウィンドゥにしてなんとか、という感じです。本来が携帯用ですものね。

子供達はやはり、他の家には普通にあるテレビがうちには無いということで、友達の話題について行けないなどのストレスがあったようです。多少はそれが緩和されるでしょうか。でも今度は、しょっちゅう映らなくなるとか、画像が粗いとかのストレスはありますが。

パソコン上なのでパスワード管理できるし、録画予約もできます。テレビの時間に支配されるような生活になるのはイヤだったので、コマーシャルはありますがこの"テレビ"は許容範囲です。必要ならば一応見られる、という状態で、まともなテレビではないものの、一応テレビがある生活となりました。


     

金曜日, 3月 23, 2007

卒業式

卒業式で泣いちゃう子もいる、とか、2分の1成人式の時に○○君のお母さんはボロボロの涙を拭いてた、とか、いうのを聞いて、そんなに感動する人もいるのかなぁ、、、と思っていましたが。

講堂へ入場する卒業生の一人一人を見ているときに、もう、うるうると来てしまいました。在校生の演奏する『威風堂々』が盛り上げてくれる中、歩み進んで来る1人1人を見て、あの子はあんな事があった、あの子はあんな風だった、あの子は、あの子は、と思い出されて。音楽が止んで正面に向き直ると我に返ったのですけど。

会場にはちらほらと、お着物の姿も。保護者に4,5人、来賓に1人、がお着物で、先生のお1人が袴姿でした。ある先生が、10人までは着付けてあげますよ、と仰ったそうで、保護者でお着物の方は学校に着物を持って来て朝着付けて頂いたとのこと。あらよかったですねぇ、と話しました。わりと寒かったので、スーツよりも着物の方が暖かそうでした。

子供達には、泣いてる子はいなかったようでした。去年は大泣きだったと聞きましたが。今年の卒業生はあっさりしてたようです。

ありがとうのしおり”は、卒業式の始まる前に卒業生全員に渡されたそうです。

ゴルリナは卒業記念とばかりに遊びまくりです。今日もグループで卒業記念遊園地。先週も別グループと行ってました。明日は、元塾友なかまと一緒に映画「バッテリー」を見るそうです。

月曜日, 3月 19, 2007

政府の数?/進研ゼミお試し

昨夜のこと。

ゴルリナ「せいふのかずって、なあに?」
お父さん「せいふの数? 日本政府、アメリカ政府、、、国の数だけあるんだよ。」
母(私)「せいふの数、って、正の数、負の数のこと?」
ゴルリナ「ああぁ、せいふのかずって、正の数、負の数のことか。せいふって言うから、国の政府のことかと思った。」

父と子で漫才をやってくれます。常識的にしか考えられない私は陳腐な突っ込みの役回り。

ゴルリナ「明日放課後に、勉強を教えてもらいに行くから。○○さんがもう塾で中学校の範囲を習っているから教えてくれるんだって。」

な~るほど。それでお友達から正負の数について話題を仕入れて来たわけです。塾に行きたいと気が焦っていたゴルリナですが、当面行かせてもらえない状況で我慢できなくなり、お友達から習うことにしたようです。

塾では春休み講習で中学での中間試験の範囲までをやってしまうと言っていましたが、それどころか、今通っている子達には小学校卒業前から中学の範囲を教えているようです。今までは算数を教える立場だったゴルリナですが、"せいふのかず"は何のことやら分らない。塾に行っている子は分る、という状況で焦っていたようです。こういう状況、小4の頃にもありました。やっぱり、今の教育は変です。

昔に比べれば3割削減されているゆとり教育の中学校の学習内容の、一年生の導入部分です。春休み講習でやることすら不要と思われるのに、その前の小学校卒業以前にやることに実質的な意味があるとは思われません。中学校で何をやると言うのでしょうか。でも、聞いていないために知らないという状況で不安になるのは当然です。お友達に教えてもらいに行くという建設的な行動を選べたのは関心。成長したかな。

中学校へ進学したら部活もあり、どの塾も始まりは夕方7時頃、終わりは9時頃のところばかりのようです。中1からそんな生活はさせたくないので、通信教育はどうだろう、と思っています。ゴルリナがz会や学研はイヤだと言うので(なぜなのかは不明)進研ゼミのお試しを申し込みました。早いです。翌日には来ました。

進研ゼミからの封筒を開けてみると、色々な冊子に混じって5教科の問題が入っていました。数学のところを見ると、ありました。『正負の数』 「やる~~。」ハイ、やって下さい。...「やったよ。コンピュータ貸して!」遊ぶのにも忙しい。

進研ゼミを申し込むことになりました。数学、英語は『スタンダードレベル』『ハイレベル』とあり、ゴルリナ「私はハイレベルがいい。」ハイハイ、ちゃんとやって下さいよ。

これで様子を見る方向としましょう。おばあちゃんの所へも行けそうです。

金曜日, 3月 16, 2007

作文教室のお試し

作文教室がお試し受講させてくれるというので、ゴルリナを連れて行きました。

でも一旦は、「行く」と言いましたが、行く間際になって、「なんで作文教室なの? 私は勉強をしたいの! 数学をやりたいの!」って、言い出しました。。。ふうん。そうなの? でももう申し込んだから、ということで、兎に角行きました。

課題があって、パソコンで作文します。実は、ゴルリナはパソコンのキーを打つのが大好きです。いつも、パソコンは一日30分しかやらせてもらえません。

なんだかキーを打ち始めた後姿が嬉しそうに見えたのは気のせいか?

お試しはもう一回あります。あまり感想など聞かずに、様子を見ることにします。

木曜日, 3月 15, 2007

中流の悩み

和田秀樹さんの"新中流"の本、アマゾンで注文したつもりなのに来ないなぁ、と思っていましたが、どうやら、無意識に、買い物かごには入れたものの発注決定の手続きをしなかったらしい。

和田秀樹さんと言えば受験勉強のノウハウ本を山のように書いておられる方です。私立中高一貫教育も肯定する立場の方。うちの子は公立に進むから、「やっぱり私立がいいと書いてあるのかな。今更、私立一貫教育を薦める本を読むのもナンだよねぇ。。。」という、無意識のブレーキがかかったらしい。必ずしもそういう内容ではないのかもしれませんが。精神科医がご専門の、良識的な方です。中流崩壊して、どんな新中流ができると仰るのか、きっと『いいこと』が書いてあるのだろうとは思いますが。

多分、中流の公立中の子の親の目先の参考になることは、載っていないかも? 

高校受験へ向けた中学生の塾は、どこもこの春休みから中学準備講習が始まるようです。娘も気が焦っているようですが、やっぱり、

『おばあちゃんの所へお泊りに行くことの方が大切!!!』

中学入学前から、そういうことを犠牲にまでして春休み講習に行くことがいいとは思えない。

塾は家の回りにはいくつもいくつもあるのですが、どこも、中1の間は国語、数学、英語の3教科。でも英語は英検教室でもう始めているし、塾の英語の攻めは英検教室よりは弱いようです。

数学と国語のために塾に行かせるべえか、とも思ったけれど、ど~も、それも踏みきれません。

今考えているのは、国語の作文教室。こっちの方が本人のためになるんじゃないだろうか。数学がこぼれちゃいますが、Z会でもやらせましょうか。

もうちょいと、思案検討。本人が納得して親も納得できるような道を探っています。

火曜日, 3月 13, 2007

中流でいられるのか? 私は?子供達は?

田舎の公立高校からぽっと都心の大学へ出てきた時、お店のおばちゃんにまで、「なんて教養の高い人が店番してるんだろう!」と思いましたよ。標準語をしゃべっているというだけで教養高そうに思えたのです。

で、大学では、中にはいらしたのですね。上流と思しき方々が。私がアップアップしている語学の授業もスイスイとこなし(ておられるように見え)、夏休みには海外へ。へぇぇ、すごいね、とウワサすれば、「でも彼は高校時代からも毎年行ってるんだ」というご友人からの情報。遠目に観察していると、お仲間達は似たようなセレブな雰囲気でご交友されてるわけ。私が過ごしたのとは違った世界が世の中にはある、と知りました。

普通に公立高校の授業を受けるだけだった私は大学の授業についていくのは大変だぁ、と感じていましたが、そうじゃないらしい方々もありました。彼の数学はスゴイなぁ、と思われる某貴公子の彼女によると、「うん、『 解析概論』を中学校の時に読んだんだって。イヤなんだよ~。」イヤだねぇ。。。。でも結婚しましたね、このカップルは。

私は大学に入って初めて知った解析学の世界。高3の頃は大学受験があるからと、同じようなもう知ってる問題も何回も何回も解きました。あの時に『 解析概論』くらい教えて欲しかった。中学校からやってた人がいるなんてねぇ。

上流の子が上流へと再生産されるという話が「 論争・中流崩壊」にも出てきますが、そりゃぁ、環境にないものは学べない。今の所我が家は『中流』のはしくれだとは思うのですが、上流とはとても言えません。毎年子供に海外経験をさせるなんてことよりは、老後に備えて貯金。解析概論が話題に上るような家でもなし。本棚には置いてありますけど。勝手に読んでくれないかな。

小心者の田舎者は、悲しい哉、貴公子からのデートのお誘いも、断っちゃいました。まぶしくてとてもお話ができないと思っちゃったのです。生活感覚が違うから発展することは無かっただろうけど、一度くらいデートしてもよかったな~~。もったいない。

中流の女は中流の男と居るのが心地良かったわけで、今の所わが屋は中流(と思っている)。でも、中流が崩壊して二極化していくとしたら、私は、子供達は、どうなっていくんでしょうね。

私立中高一貫校へ進学させることが対応策のように考える向きも多いようです。中学受験熱の背景の最大の要因ではないでしょうか。しかし私立中受験がベストな対策とは限らない。共学でない学校や特定の大学付属から無理やりに選ばねばならなかったりします。うちでは娘が公立中へ進むことになり、これでいい!と思うものの、宿題の提出期限が延ばされたような気分です。  3年後、高校受験。だけを考えればいいわけでもない。色々な経験を積むべき子供時代です。

一応首都圏で育てば気後れせずに上流クンとお話くらいできるかな。べつに上流でなくてもいいけど、崩壊二極化するという中流の中の上の方には入ってほしいと思うのでありました。



        

土曜日, 3月 10, 2007

英検4級クラス(中学生用)へ:いきなり不規則動詞

娘は今週から、今までの小学生ばかりのクラスから、新中学生の4級クラスへ編入しました。新中1、新中2がメンバーです。ゴルリナ以外の子達は以前から既に4級をやっています。でも、英検教室の先生は、編入しても大丈夫と思われたようで、結局編入しちゃいました。

もらった問題集は中2用。その最初の所に、中1範囲の確認問題が載っています。その部分は宿題で、やっておくようにとのこと。一応やった模様。

初めてのこのクラスでの授業を受けた翌日の朝、「よおし、覚えるぞお!」と言って広げていたページは不規則動詞の一覧表です。こないだ現在進行形をチンプンカンプンだったのに、もう完了形を、しかも不規則動詞をやるらしい。ヤル気になれば朝勉強もやれるんだね。

今朝は新クラスのみんなに出た宿題をやった模様。どうにかついては行けるようです。

逆に、1月から始めて3月初めには4級の勉強が始められるのに、その前まで(5級の範囲=中1)を公立中学校では1年間かけてやる、という現状に疑問を感じてしまいます。もちろんゴルリナの語彙力はまだ極めてお粗末だと思うけれど、文章をたくさん読むには5級の範囲でのまともな福読本があるとも思えない。面白い文でなければ読む気力も湧かないでしょうに、1年もやらせるなんて拷問だと思います。

今朝の小学生新聞の英語のマンガは5級の範囲っぽかったですが、読んで分った模様。小学生用だからなぁ。中学生新聞?に進級すべきかもしれません。

木曜日, 3月 08, 2007

中流の子育てはどこへ行く

本を読みました。

論争・中流崩壊
 中公新書ラクレ

     


『一億総中流』と言われた頃がありましたが。
ホワイトカラー高給取りや国会議員やスポーツ選手や、色々な分野で子が親の仕事を受け継ぐ例が多くなり、上流の子でないと上流へは行けず、中流の子は上流に行く可能性がなくなってきている、とか。

いやそんなことはない、データの読み方が違う、とか、上流もあっと言う間に没落するリスクが増えていて安定した階層は日本にはない、とか。

中央公論てこんな社会学の論文が載っている雑誌だったのですね。それらをめぐる他雑誌や新聞などの論争をまとめた本です。

中流は飽和した、という視点が面白かったです。戦後、ほぼみんなが豊かになった後、日本はどこへ行くのでしょうか。

この本がまとめられたのは2000年。同時多発テロよりも前です。その意味でも古いし、あと私が感じたのは女性の視点や要因考察がゼロであること。
だから決して事実を反映していないと思うのですが、オモテの社会を動かしている方々は、まだまだオンナの事なんて考えないですむ世の中だと思っておられるのかもしれません。

頑張ってもしょうがない、という雰囲気が蔓延する中で、エリートを育てなければいけない、という論も何度か出てきました。平等教育の中で、日本はエリートを育てそこなったとのこと。

ゆとり教育と言って指導内容はどんどん削りましたが、評価基準には『関心、意欲、態度』を入れ、関心や意欲を持ってそれ以上の内容は自分でどんどんやりなさいよ、と意図しようとしたようです。
でも、一般的な中流の家族環境で、教科書以上の内容に触れる機会がないならば、関心や意欲の対象になるべきものに接することもできません。

関心、意欲の対極に位置する怖れと隣り合わせの、『塾』に行くしかない。塾に行かずに十分な素材を与えられる中流家庭を想定できたと言うのでしょうか。優秀な方もおられるでしょうけど、それを基準にされても困ります。

エリート教育を全くしてこなかった日本はエリートを育て損ない、大会社の不祥事が起きたり、政治家の不祥事が続いたり。トップの社会的責任感が欠けているとあきれるような事例が見られるけれど、社会的責任を学ぶような教育もどこでもやってきていない。

そんな事が問題視される中、中流の親はどう子育てしていけばいいんでしょうね。

見てたらこんな本もありました。





     

「新中流」の誕生―ポスト階層分化社会を探る」 和田秀樹著 中公新書ラクレ


2006年9月発行。モロに上の論争を受けて書かれている感じ。読む本が増えちゃいました。

月曜日, 3月 05, 2007

『春』の字の詩?

漢字はそれ一文字で詩である、と、もう1つのブログでの奈津子さんのコメントで教えて頂きました。

ゴル吉にそれを教えたところ、大変気に入ったようで、「お母さん、『春』の字の意味を調べて。」とのこと。

いつも使っている
例解学習漢字辞典』小学館
で調べました。部首索引、音訓索引の他に学年別索引がついていて、とても便利です。

    




二年生で習う『春』は、「芽が地上に出かけたようす」と「日(太陽)」とを合わせた字、とのこと。

これを聞いたゴル吉は言いました。

「分った! この三本の線は、地面と、大気と、成層圏で、そこに芽が出てきたところを、お日様が照らしているんだね!」

そんな壮大なイメージになるの??? 「日」が『春』の字の下の部分にあるからね~。

「漢字ができた頃の人は成層圏なんて知らないでしょ~~」と言いながらも、それがこの子の感じた『春の字の詩』なのかな、と思いました。

そのイメージでしっかり『春』の字を覚えられるかもしれません。

日曜日, 3月 04, 2007

中学生の塾

せっかく中学受験から開放されて、羽をのばせるはずのここ暫くの間、英語以外は塾に行かせないようにしようと思っていたのですけど。今の世の中(この近辺だけかもしれませんが)、塾に行かないことの方がストレスなようです。

客観的な学習内容としては、中一の内容は学校で習う他に塾でもやらねばならないようなものではないと思います。まして中学受験を目指して塾通いをしていた場合、もっと後から始めても内容的には本来、間に合うはずです。先輩のお母様方とお話しても、そういう意見が多いし、私もそう思っています。でも、今や、塾は学習内容だけで判断はできないのかもしれません。

他の子が『みんな』塾に行くという状況の中で、自分だけが行かないということがストレスになるようなのです。本当に『自分だけが』行かないというわけではない、本来もっと後でもいい、と思うのですが、それは大人の考えのようです。多くの子が行く中で自分は行かない、という状況に適応するために、何やら理屈やら特別な納得やらが要るようなのです。

変な世の中ですね。日本の教育は何でこんなになってしまったのでしょう。

ゴルリナの場合中学受験の勉強を始めたのが遅かったので、他の子が既にやっていることについて追いつくということが必要でした。それを高校受験でも繰り返したくないという気持もあるのでしょう。特別に納得させるのにも難儀を感じます。何のために勉強するのか、とか、妙に小難しいことまで必要になりそうで...それは本来考えなければならないことだけれど、こんな変なストレスの中で考えねばならないことではないはず、なのですけど。

近所の塾で良さそうなものについて、「お試しを受けてみる?」「うん」とのこと。行くことによってかえって不安が解消されるような感じが見受けられます。

塾に行けば時間もお金もかかるとは言え、不安やストレス無しに中学校生活を始めることが大事だと思います。『塾なんて行かなくても大丈夫』を実行させるのは大人の理想論のようです。

土曜日, 3月 03, 2007

6年生最後の懇談会/しおり(大人ができること)

一昨日の2年生の懇談会に続いて、昨日は6年生の小学校最後の懇談会でした。
もう授業では教科書は全部終わり、テストも全部終って、卒業式へ向けてまとめの段階とのことで、専ら卒業式の注意事項や上の子の卒業式での体験談、情報交換などが話題でした。

一人一人名前を呼び、壇上で卒業証書を渡して下さるけれど、感極まって泣いている子などは「大丈夫か? 飛ばすよ」と確認した上で、名前を呼ばないこともある、意地悪しているわけでも忘れているわけでもないですよ、とのことでした。そんなに深い感慨を持つ子もいるのですね。

逆に、な~んにも感じていない風に、しれぇっ、として卒業していく子もいるとのこと。それぞれなんでしょう。

母達の関心事としては、「着物着る?着ようよ!」という方も(1人?)ありましたが、どうやら賛同者は見当たらなかった風でした。着るものは私は何も考えていなかったのだけれど、どうしましょ。着物を着る気力も湧かないなぁ。

以前のブログで書いた『ありがとうのしおり』を卒業生全員にあげるという件は、ちょっと前に校長先生とお話する機会があった時に、「すばらしい、是非お願いします」とのことだったので、申し出て下さっているご近所の方に、お願いする旨をお伝えしました。

担任の先生からは、「頂くからにはその気持に応えることが大切だが、君達はどう思う?」と問いかけて、まだその応答をもらわないままになっている、とのこと。この小学校では初めてのことのようですし、時間をかけて子供達にはゆっくりと、下さる方々の心を受け止めて欲しいと思います。でも作るのにも時間がかかりますから、校長先生とのお話で、お受けするというお返事をしました、と報告しました。

家に帰ってみると、ゴルリナの塾友と塾以外の友達と、5人もうちに集まって人生ゲームに興じていました。懇談会で親だけ遅くなる日ですから、一緒に遊ぼうと思ったのでしょう。
それぞれに合格して進学先の私立中が決まった子(某中の特待生と某有名私立大の付属中!、素晴らしい)と、ゴルリナと一緒に公立中に進む子と、一緒にうちに来てくれるというのは、嬉しかったです。ほんとに、どの子にもありがとう!と言いたいです。
ささやかですがひな祭りの菱餅のつつみをあげました。どの子も、元気に健やかに成長しますように。

お内裏様だけですけど、うちにもお雛様を飾っています。



         (うちのお雛様ではないのですけど)