水曜日, 3月 28, 2007

制服ができて来ました。

ブレザー型の、ごくシンプルな制服です。自分で丁寧にブラシがけしていました。

もう3年近く前、初めて癌の告知をされた時、娘の中学の制服姿を見ることができるだろうか、と思いました。病院で隣の方がお子さんの話をされるのを聞くことさえが辛くて、カーテンを開けることもできずに泣いていました。子供の行く末をどうしよう、あの夫1人に子供達を残すのだろうか、息子は男親でなんとかしてもらっても、娘をどう任せればいいのだろう、と思い、そうだ、寮のある学校に任せよう、とか、本気で考えました。

退院後は中学受験も考えましたが、何が何でも再発はしない、という決意のもと、実際に再発も転移も気配はなく、またそれとは関係のない娘なりの紆余曲折もあったようで、結局娘は公立中へ。今や、高校、大学、無事にお嫁に行ってもらって、孫を見るところまでは当然、と思っています。その後もあるだろうから、自分の人生を考えなくちゃ。

娘よりも息子の方が頼りなく。男親でなんとかはならないものだったかも。女の子の方がピンチに際してはしぶといのかもしれません。息子が中学生になる頃というのは想像もできないくらい、未だに大きな赤ちゃん状態で。

ともかく、無事に元気で娘の制服姿を見ることができたことに感謝です。

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